天然石について
ここでは天然石の選び方や用語、意味や豆知識をご紹介しています。石をご購入する際に、ぜひ参考にしてください。

■天然石の選び方
当ショップでは天然石の中でも、ルチル水晶を中心に取り扱っています。
天然石全般で言えることですが、選ぶポイントとしてインクルージョンやクラックが無い物を選びます。
クオリティーの低いもの(左)は、白く濁っていたり、傷があったりします。特にサイズが大きい物になると不純物も多くなります。
透明感があり内包物が綺麗に入っているクオリティーが高いもの(右)はその分値段も高くなります。
天然ものですので多少の傷、クラック、インクルージョン等がある場合がありますが、当ショップではあらかじめとても状態が良い物や、致命的な欠陥がある場合、商品説明に記載しておりますのでご覧ください。
(クオリティ低) (クオリティ高)

■インクルージョン
インクルージョン(内包物・包有物)とは天然石などに入っている液体や小さな結晶などの総称です。天然か合成かを鑑定する際にひとつの目安となる場合があります。内包物によってはルチルクォーツのような美しいものもありますが、ものによっては汚れのように見えるものもあります。しかし、その汚れも美しい内包物も天然石の証であり、その石の個性を引き出しているといえます。

■クラック
クラックは傷ではなく、原石やカット石の内部に生じる割れの事を指します。結晶形成後の衝撃や温度変化などが原因とされています。クラックの入り方によってはレインボーに反射するものもあり、レインボー入りの石は非常に珍しくとても人気があります。

■エンハンスメント
エンハンスメントは石本来の美しさをより引き出すために、自然界でも実際に起こりうる状態を人工的に施し、主に加熱・含浸・充填等を行うことを言います。
ルビーやサファイヤなど一般的には流通している殆どの宝石は加熱などのエンハンスメント処理されています。

天然石の中でシトリンなどがエンハンスメントされています。天然のシトリンは地中で形成されたアメジストにマグマなどによる加熱処理が施されるか、白水晶に放射能が加わり黄色く発色したり、奇跡的な偶然によって出来ているともいわれます。
そのため天然産出されたシトリンは非常に珍しく、市販されているほとんどがアメジストに人工加熱処理をしたものや、白水晶に人工的に放射線処理を行ったものがほとんどです。

ただ鉱物的には同種・同成分のものであり、人工的に処理したからといって効果がまったく別の物になることはなく、パワーストーンとして持つ意味は同じであるといいます。
エンハンスメントは人工処理の一種ですが、世界的に認可を受けた処理作業として認知されており、天然石として取引されています。

■トリートメント
トリートメントとは主に石に着色・コーティングして石の色や外観をかえたものを言います。トルコ石・ヒスイ・ラピスラズリなど通常この処理をします。 時間が経過したり、太陽の光に当たると色落ちするものもありますので注意が必要です。
宝石などもカットや加工を重ねて美しくなるのと同様に、天然石もより美しく見えるようにするための素材を生かした処方です。

■ルチルクォーツについて
ルチルクォーツは針状の物質を内包したパワーストーンで針水晶と言い、その種類や見た目は様々で、金色に光るルチルをゴールドルチルと言い、通常の金針ルチルよりも太いものをタイチンルチルと呼びます。一般的にゴールドルチルよりも価値が高く、タイチンルチルは水晶類の中でも極めて入手が難しいもので、物によってはゴールドルチルの数十倍高価なものもあります。
タイチンルチルには黒いインクルージョンが入っている場合がありますが、その黒いっ部分は二酸化チタン、板チタン、ヘマタイト等と言い、そこからルチルが生成されていきます。

ゴールドルチルとタイチンルチルの違い
ゴールドルチル タイチンルチル

■ルチルは何で出来ている?
ルチル水晶は最近とても人気のある水晶の一つで、パワーストーンとして珍重されていますが、人工的にルチル水晶を作り出す方法は今はまだ確立されていません。
その成分は天然に産出する酸化チタンで出来ており、 チタンという名前はどこかで聞いたことがあると思います。

チタンを鉱物として最初発見したのは、1790年イギリスの寺僧で鉱物学者であったウイリアム・グレコ−とされています。「メナカン海岸」で採取した磁性のある黒色の砂に新しい金属元素があると推定しました。

グレゴーの発見から5年後の1795年、ドイツの科学者クラブロートがルチール鉱(金鉱石) の成分分折により、特異な性質を持つ酸化物であることを見い出し、新しい金属元素としてチタンと名付けました。この命名はギリシャ神話に由来し、オリンポスの神々の戦いに敗れ、巨人「タイタン」は地底に封じ込められたという話から、鉱石中に存在した元素を 「チタン」としたのです。

1946年ルクセンブルクの治金学者クロールが自然界にしか存在しなかったチタンを工業用に大量生産することを可能にし、今では様々なものに利用され、フライパンから日焼け止めクリーム、宇宙船などあらゆるものに含まれています。
このような特異な性質を持つ強い磁気的物質が、ルチルとして水晶内に入ることで水晶自体がアンテナ代わりになり、水晶のパワーを増幅して放ったり、逆にキャッチした情報を持ち主に伝える働きがあると言われています。

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